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行動規範

シスコのサプライヤ行動規範には、労働、安全衛生、環境、倫理、管理システムについてのサプライヤへの期待事項が記載されています。

シスコのサプライヤ行動規範は、責任ある企業行動のための OECD デュー デリジェンス ガイダンス、および国連のビジネスと人権に関する指導原則(UNGP)に対するシスコのコミットメントの基盤となるものです。Responsible Business Alliance(RBA)の設立メンバーとして、シスコは RBA 行動規範の策定に貢献し、この行動規範をシスコのサプライヤ行動規範として採用しました。RBA は、電子機器、小売、自動車、玩具の企業で構成され、グローバルサプライチェーン全体で社会的および環境的責任を促進するための一貫した基準を設定しています。これらの基準により、広範な制度変更を促す基準が設定されます。シスコは、サプライヤ行動規範と、その他の責任ある調達ポリシーを遵守するようシスコのサプライヤ(とそのサプライヤ)に要請しています。

サプライチェーンと業界全体の改善を推進するには、サプライヤに参画を促すプロセスが不可欠です。シスコは、サプライヤを継続的に評価し、リーダーシップ、サポート、教育を通じてサプライヤの改善を支援することが重要であると考えています。参画プロセスには、以下に示す 5 つの主要なフェーズがあります。

行動規範へのサプライヤの参画

行動規範へのサプライヤの参画を表現したインフォグラフィック

リスク評価

シスコは、オンサイトでの RBA 監査の対象にするサプライヤと拠点の優先順位を付けるために、供給基盤を毎年評価しています。この年次評価の対象には、社会面や環境面でのリスク要因、事業や生産に内在するリスク、これらのリスクの影響度が含まれます。シスコは、さまざまな指標を基にして、サプライヤが事業を展開している地域の脆弱性とそれに対する保護の状況を評価しています。次に例を挙げます。

  • 国連人間開発指数
  • 世界銀行のガバナンス指標
  • 強制労働と児童労働の指標
  • 環境の健全性や環境パフォーマンスに関する各種指標

シスコの評価方法には、外国人移民労働者、若年労働者、勤労学生といった弱い立場にある労働者の有無を評価する項目が含まれています。これらの評価項目を加えることで、弱い立場にある労働者の保護に重点を置いたデューデリジェンスが可能になりました。

またシスコの総合的な評価方法では、サプライヤの過去の監査実績や度重なる不適合も加味しています。この評価の結果は、シスコによる適正評価、監査とアセスメント、サプライヤの参画に関する施策に反映されます。

リスク評価プロセス

地理的リスク要因

  • 人間開発やガバナンスに関する各種指標
  • 強制労働に関する各種指標
  • 環境パフォーマンスに関する各種指標

サプライチェーンのリスク

  • 過去の社会面および環境面でのパフォーマンス
  • 弱い立場にある労働者の存在
  • 未解決の問題や度重なる指摘

リスクの影響度

  • サプライヤとのシスコの戦略的関係

自己評価と監査

シスコでは、RBA が提供する業界標準のオンサイト監査用の自己評価アンケート(SAQ)や検証済み監査プロセス(VAP)を導入しています。RBA による業界標準プログラムとプロトコルを使用することで、調査と監査の負担が軽減され、サプライヤに期待される適合性に一貫性を持たせることができます。

SAQ では、サプライヤが RBA 行動規範への適合性を評価し不適合を特定します。この評価により、サプライヤは自社のパフォーマンスに関する洞察を得ることができます。また、シスコは、監査やその他のデューデリジェンスプロセスの際に注目すべきリスクを事前に知る方法を開発することができます。

サプライヤタイプ別の自己評価アンケートの網羅率
  2019 年度 2020 年度 2021 年度 2022 年度 2023 年度
製造パートナー 2019 年度:100% 2020 年度:100% 2021 年度:100% 2022 年度:100% 2023 年度:100%
部品サプライヤ(調達額の割合) 2019 年度:80% 2020 年度:80% 2021 年度:85% 2022 年度:92% 2023 年度:98%
ロジスティクスサプライヤ 2019 年度:100% 2020 年度:100% 2021 年度:65% 2022 年度:100% 2023 年度:90%

シスコの包括的なサプライヤ監査プログラムは、サプライヤの能力の構築とパフォーマンスの向上に貢献しています。社会面の監査と環境面の監査、RBA の VAP プロトコルについて訓練を受け、認定された第三者機関の監査員が現場で監査を実施します。監査員は、生産現場、寮、食堂の視察、従業員と経営層へのインタビュー、方針と手続きが記載されたドキュメントの確認を実施します。VAP 標準プロトコルの詳細については、RBA の Web サイトを参照してください。

製造パートナーは 2 年ごとに定期監査を受ける必要があります。2023 年度は、シスコの年次リスク評価プロセスによってリスクが高いとみなされた部品サプライヤ施設の少なくとも 50% を監査しました。

サプライヤタイプ別の RBA 初回監査1 の実施状況
  2019 年度 2020 年度 2021 年度 2022 年度 2023 年度
製造パートナー施設 2019 年度:8 2020 年度:6 2021 年度:16 2022 年度:12 2023 年度:13
部品サプライヤ施設 2019 年度:67 2020 年度:60 2021 年度:78 2022 年度:107 2023 年度:154
ロジスティクス サービス プロバイダー施設 2019 年度: 2020 年度: 2021 年度: 2022 年度:2 2023 年度:2
合計 2019 年度:75 2020 年度:66 2021 年度:94 2022 年度:121 2023 年度:169

1 初回監査は、初回監査で特定された不適合に対処する「是正」監査とは対照的に、RBA 規範の全範囲を対象として実施されます。

2023 年度に、シスコの 169 のサプライヤ施設が RBA の初回監査を実施しました。これらの監査では、446,000 人を超える労働者が対象になったと見積もっています。労働時間と緊急時への備えが、依然として監査における不適合の最大の部分を占めています。シスコは、サプライヤと協力してシスコの基準への適合を推進し、必要ならば長期的な改善計画を策定しています。

2023 年度の RBA 監査対象者数2
  男性 女性 合計 外国人移民労働者
製造パートナー 男性:25,850 女性:29,039 合計:54,889 外国人移民労働者:5,185
部品サプライヤ 男性:190,861 女性:200,231 合計:391,092 外国人移民労働者:15,673
ロジスティクスサプライヤ 男性:498 女性:203 合計:701 外国人移民労働者:68
総計 男性:217,209 女性:229,473 合計:446,682 外国人移民労働者:20,926

2 RBA は、複数の顧客を持つサプライヤが、単一の責任ある業務遂行基準への準拠を示すことを可能にする業界標準のスキームです。労働者数は、監査対象となったサプライヤ施設全体におけるサプライチェーン労働者の総数を表します。

監査における主な不適合と実施した対策(グローバル)

2023 年度に最も多く見られた監査における不適合の一部を以下に示します。解決に時間を要している不適合、解決が困難な不適合などが含まれています。

詳細は各セクションをクリック

労働時間と休日

  • 中国
  • ドイツ
  • インド
  • インドネシア
  • マレーシア
  • マルタ
  • メキシコ
  • オランダ
  • フィリピン
  • 韓国
  • 台湾
  • タイ
  • 米国
  • ベトナム

判明した事実

  • 週の労働時間が 60 時間を超えている
  • 7 日ごとに少なくとも 1 日の休日がない
  • 残業時間が現地の法律での上限を上回っている

行動計画

  • 労働者の採用増、プロセスの自動化の向上、残業の上限と承認プロセスの設定、労働時間の内部監視を行う
  • シフトの計画プロセスに合わせて生産計画を調整する
  • 労働者の多能工化を加速する
  • 顧客の需要予測を改善し、人材ニーズを把握する

背景

  • 現地の労働法によっては、RBA 規範よりも残業規制が厳しい場合があります。さらに、コロナ禍の影響、資材不足、労働力不足により、残業が増えています。

緊急時への備え(消防に関する許可と非常口)

  • 中国
  • ドイツ
  • インド
  • 日本
  • マレーシア
  • メキシコ
  • オランダ
  • フィリピン
  • 韓国
  • 台湾
  • 米国
  • ベトナム
判明した事実
  • 最終出口および退出経路のドアが法的または RBA の要件を満たしていない(非常口がない、出口および避難経路の閉塞、不適切な防火扉など)
  • 非常口を示す照明や方向を示すサインが存在しない、または適切でない
行動計画
  • 必要に応じて、十分な数の出口、火災用非常口、標識、照明を特定、調達、設置する
  • 定期的な検査と監視の手順を策定して実施する
  • 新しい緊急時対応手順に基づいて労働者を教育および訓練するとともに、RBA 要件についても訓練を実施する
背景
  • サプライヤによっては、緊急避難用としては不適切なタイプのドアや照明を設置している場合があります。

賃金および福利厚生

  • 中国
  • インド
  • オランダ
  • フィリピン
  • ベトナム

判明した事実

  • 労働者は社会保険と住宅基金を受けているが、控除が法的要件に従って計算されていない
  • 労働者が住宅基金の対象になっていない

行動計画

  • 労働者を社会保険および住宅基金プログラムに登録する
  • 社会保険および住宅基金プログラムの給与所得控除が現地の法律に従って計算されるよう支援する
  • 社会保険と住宅基金に関する情報と法的要件を労働者に伝える
  • 労働者の希望とのバランスを取りながら、現地の法律への遵守を改善するよう取り組む

背景

  • 中国では、省によって社会保険と住宅基金の基準が異なります。労働者、特に国内移民労働者は、社会保険基金を常に利用できるとは限りません。給与から特定の保険料控除を受けない人もいます。現地の法律に違反している場合は、RBA 監査において指摘事項となります。

職務上の安全(安全衛生に関する許可、妊娠中の女性と授乳期間中の母親)

  • 中国
  • インド
  • インドネシア
  • メキシコ
  • オランダ
  • フィリピン
  • 台湾
判明した事実
  • 法的許可、ライセンス、テストレポートが利用できない、または期限内に更新されない
  • 妊娠中の女性や授乳期間中の母親を保護するためのリスク評価、方針、手順がない、または不十分である
  • 授乳室がない
行動計画
  • 妊娠中の労働者と授乳期間中の母親に対する方針を更新する
  • 妊娠中の労働者と授乳期間中の母親に対するリスク評価を実施する
  • 妊娠中の労働者と授乳期間中の母親に関する RBA/法的要件について従業員のトレーニングを実施する
  • 方針と手順の変更をマネージャと労働者に伝達する
  • 授乳室などを設ける(例:授乳期間中の母親のための安全でプライベートなスペース)
背景
  • 工場では妊娠中の女性を現場に配置することはめったにないため、この要件は問題にされないことがよくあります。多くの人は、これらの労働者のリスク評価方法を理解していません。

雇用の自由選択

  • 中国
  • チェコ共和国
  • 日本
  • マレーシア
  • オランダ
  • フィリピン
  • 台湾

判明した事実

  • 雇用主が支払うべき料金を労働者が支払っている(健康診断料、採用手数料、パスポート取得費用など)
  • 採用プロセス中に労働者が手数料を支払い、雇用開始後に雇用主が労働者に払い戻している

行動計画

  • 労働者への手数料の請求を停止し、RBA の要件に従って労働者が支払ったことが判明した手数料を払い戻す
  • 雇用主負担の方針を定め、これを労働者およびあっせん業者に伝達する

背景

  • 一部の雇用主は、雇用主負担の方針を労働者への払い戻しを認める方針と解釈し、雇用主が採用関連費用を前払いする必要はないと考えています。
シスコによる RBA 監査で確認された不適合について確認する

是正措置計画

シスコは、RBA 監査レポートを受け取ると、個々の不適合について発見から是正までのさまざまなフェーズで記録と追跡を行います。サプライヤは、個々の不適合に対して是正措置計画(CAP)を作成する必要があります。このプロセスでは、サプライヤが不適合の根本原因を特定し、方針、手順、労働者の訓練、コミュニケーションに対する変更の提案を織り込んだ行動計画を作成します。また、実施結果の有効性を測定するためのキーとなるパフォーマンス評価指標も提案します。計画はシスコに提出され、シスコの要件を満たしていると承認されます。

CAP が要件を満たしていない場合は、シスコの指導の下で、なぜなぜ分析や特性要因図といったベストプラクティスのフレームワークを使用して、根本原因の分析を行います。この作業を通じて、短期的な修正を実施するのではなく、根本原因に対処することで永続的で前向きな変化を促します。

サプライヤ CAP は、RBA VAP プロトコルに従って決められたシスコの期限を遵守する必要があります。サプライヤは、シスコの方針に従って不適合を是正する必要があります。この方針は不適合の重大性によって異なります。改定された方針と手続きについて、労働者が是正、周知、訓練を受けたことが証跡によって確認された後、シスコは不適合が是正されたと判断します。RBA VAP プロトコルに示されているように、必要な場合は第三者機関の監査員を活用して現場で是正を確認する監査を実施します。

2023 年度は、最優先の不適合と重大な不適合の是正率は 99% でした。この数字には労働時間と社会保険に関する不適合は含まれていません。不適合の是正率の計算には、労働時間と社会保険に関する不適合を含めていません。不適合の解消に関して RBA が推奨するガイドラインよりも実施に時間がかかる可能性があるためです。2022 年度に是正されなかった不適合のほとんどは、政府の承認を待っている特定の許可や、それに関連する活動によるもので、労働者や環境に対して特段のリスクをもたらしませんでした。

能力の向上

労働条件を永続的に改善するには、シスコのサプライヤに対してトレーニングを実施し能力の向上を図ることが必要です。サプライヤによってコーチングと監視の必要度が異なります。これは、サプライヤのプログラムの完成度と、監査で発見された問題の複雑さや重大性に依存します。

初めて RBA 監査を受けたサプライヤや監査スコアが低いサプライヤについては、シスコが CAP キックオフミーティングを実施して、不適合を包括的にレビューし、改善方法について徹底したコーチングを行います。シスコがサプライヤにコーチングを実施してベストプラクティスを共有する場合や、監査不適合の内容に応じて RBA の e-Learning Academy を通じて提供される e ラーニングコースを指定する場合があります。これらのコースは、要求事項を理解し効果的な CAP を構築するのに役立ちます。

目標は、ベストプラクティスに関するトレーニングを、サプライヤに対してプロアクティブに実施することです。2023 年度については、2022 年度の監査で特定された最も発生頻度の高い問題に対処するとともに、RBA の要件を全体的にサポートするため、次のトレーニングを実施しました。

  • 新しくオンボーディングされたサプライヤ向けの RBA 規範トレーニング:このトレーニングでは、新しくオンボーディングされたサプライヤが、RBA 監査でシスコが確認している主要な問題を含め、一般的な RBA 規範要件を理解できるようにすることに焦点を当てました。また、一般的な問題(労働者に転嫁される手数料など)に対処するためのベストプラクティスや、シスコがリスク評価でサプライヤに期待するパフォーマンスについて概要を説明しました。このセッションには、少なくとも 13 の拠点から 16 人以上の参加者が参加しました。
  • 安全衛生リスク評価と管理に関するトレーニング:このトレーニングでは、安全衛生リスク評価に関する最新の RBA 要件に焦点を当てました。また、特定されたリスクを評価して制御する方法に関する最新のベストプラクティスも共有しました。強調されたのは、職場の安全衛生における一般的な危険性と、リスクにさらされる危険から労働者を保護するための措置でした。48 以上の拠点から合計 137 名がこのセッションに参加しました。
  • 産業衛生トレーニング:このイベントでは、シスコのサプライヤに対して、産業衛生に関する最新の RBA 規範要件についてトレーニングを行い、改訂版の規範で変更される点の事前確認を行いました。このトレーニングには、36 以上の拠点から 58 人が参加しました。

シスコは、年間を通じて確認したサプライヤのニーズや傾向に基づいて、トレーニングを継続的に開発しています。

サプライヤ行動規範を間接サプライヤに拡大

サプライヤ行動規範の適用範囲を、間接サプライチェーン、つまりシスコ製品の製造に直接関係のない商品とサービスを提供するサプライヤに拡大するための措置を講じました。2020 年度から、間接サプライヤにこの規範の遵守を求めています。

2023 年度に、シスコは間接調達におけるグローバル推奨サプライヤのリスク評価を実施しました。グローバル推奨サプライヤは、シスコとの戦略的関係に基づいて優先順位が付けられており、シスコの間接支出の 80% 以上を占めています。このプロセスでは、人権への影響の可能性および労働者の健康と幸福に対するリスクに関して、特定の支出カテゴリが評価されました。リスクの高いサプライヤを特定するために、シスコは既存のリスク管理データを活用しました。このデータには、サプライヤのオンボーディングプロセスで取得したデータ、未解決の倫理上の問題、拒否された当事者のリスト、サプライチェーンの地理的なリスクに関する考慮事項などがあります。リスク評価の結果、6 か国の合計 15 社のサプライヤについてさらに調査が必要でした。これらのサプライヤ拠点における潜在的なリスクを把握するために、シスコは RBA の間接支出に関する SAQ を活用しました。シスコが開発に関わったこのアンケートは、間接サプライヤがもたらす固有のリスクを企業がより深く理解するのに役立つよう作成されました。RBA は提出された SAQ のリスク評価を行っているため、特定されたリスクに対処するための適切な措置を決定するのに役立ちます。

これまでに提出された間接支出に関する SAQ は「低リスク」とみなされています。このプロセスの結果を基に、主要なベストプラクティスをまとめ、今後の手順に役立てています。シスコは、間接サプライチェーンが直面しているリスクをより深く理解し、サプライヤが自社の事業におけるリスクを軽減できるように、デューデリジェンスを継続しています。

シスコは、間接サプライチェーンに関する RBA ワーキンググループに引き続き参加しています。このグループは、間接支出先のサプライヤに関連する人権、環境、倫理上の主要なリスクを把握し、将来のリスクを評価、是正、防止するための特別なツールを開発することに重点を置いています。同業他社や RBA と連携することで、間接調達の領域にツールやプロセスを適応させながら、サービス調達に関連する固有の課題を共同で学習して対処できました。

行動規範へのサプライヤの参画

  1. サプライヤのオンボーディング:新しいサプライヤに対して評価が行われ、その事業における社会面や環境面での潜在的なリスクが特定されます。

    シスコに製品を提供する準備が完全に整ったサプライヤは通常のサプライヤ参画プロセスに組み込まれます。

  2. リスク評価:社会面や環境面でのリスク要因、業務および生産におけるそれらのリスクがシスコに及ぼす影響に基づいて供給基盤を評価します。
  3. 自己評価と監査:RBA の自己評価アンケートを実施することをサプライヤに求め、リスクの高いサプライヤを RBA の検証済み監査プログラム(VAP)を使用して監査し、シスコの行動規範にどの程度適合しているかを評価します。
  4. 是正措置計画(CAP): 不適合が判明した場合は、サプライヤの CAP を確認および承認し、完了に向けた進捗状況を監視します。
    • サプライヤは CAP とその計画を実施した証拠を作成します。
    • サプライヤは最優先の問題に 30 日以内に対処するか、問題を軽減する必要があります。その他の結果については 180 日以内に対処または軽減する必要があります。
    • 労働時間の監視などの問題については、サプライヤが長期的な改善計画を提出します。
    • シスコはパフォーマンスが改善されるまでサプライヤと緊密に連携し、是正結果を検証します。
  5. 能力の向上:サプライヤがシスコと同じ価値観を共有し、継続的に改善を進められるようトレーニングを提供します。たとえば、工場の労働者に対して個人用保護具の使用を促すことが可能な場合、その指導や支援を行います。