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従業員のコミュニティへの貢献

シスコは、従業員がさまざまな形で人、社会、地球にプラスの影響を与えていることを認識し、称賛しています。

社会還元活動を日頃から実践することがシスコ従業員には期待されており、シスコの文化の重要な側面となっています。シスコの従業員は、毎年世界各地のコミュニティで積極的に活動し、すべての人にインクルーシブな未来を実現するため貢献しています。私たちは 2016 年度に、コミュニティ貢献活動を行っている従業員の割合を 2020 年までに 80% にするという目標を設定しました。2020 年度にこのマイルストーンを達成し、以来毎年この水準を維持しています。2023 年度には 85% と過去最高の参加率を記録しています。つまり、毎年 65,000 人を超えるシスコの従業員が、人、地球、社会に貢献する活動を行っているということです。

80% 以上 4 年連続で社会貢献活動に参加している従業員の割合

2020 年度以降:

80% 以上 毎年コミュニティに貢献している従業員の割合
1 億 2700 万米ドル以上 従業員の寄付とマッチングギフトを通じて提供した金額
199 万時間以上 従業員がボランティア活動に使った時間
7,100 以上 支援の対象となった世界の社会的課題と米国の学校の数

2023 年度:

71,000 人以上 積極的に社会貢献活動をした従業員の数
2,700 万米ドル以上 従業員の寄付とマッチングギフトを通じて提供した金額
70.2 万時間以上 従業員がボランティア活動に使った時間
7,100 以上 支援の対象となった世界の社会的課題と米国の学校の数

従業員一丸となった活動によって醸成されたシスコの企業文化では、支援を必要とするコミュニティに奉仕するという考え方が DNA に組み込まれています。活動の規模を拡大することで、非営利団体への寄付を増やし、より多くの危機に対応し、ボランティア活動の支援を増やし、世界により多くの利益をもたらすことができます。

シスコは従業員がプラスの影響をもたらすすべての多様な方法を認め、称賛するインクルーシブなアプローチをとっています。

ボランティア活動
従業員によるボランティア活動(対面、オンライン、チームイベント)

寄付
寄付や募金活動を従業員が行って世界各地の慈善団体に貢献

デジタルアドボカシー
GlobalCitizen.org を通じて極度の貧困の撲滅に賛同

環境保全
環境保全を促進する活動や誓約に従業員が参加

統合活動プログラム
企業による慈善寄付を従業員が後押し

調査の共有
従業員が自分の貢献活動について報告

コミュニティ インパクト ポータルは、従業員に参加を促すための重要な入り口であり、学習、時間・スキル・資金の提供、深刻な社会問題に関する支援の場となっています。コミュニティ インパクト ポータルを常に利用できるようにしていることに加えて、行動科学の原則を取り入れて従業員の背中を押し続けています。たとえば新入社員全員にクレジットを付与して自分の選んだ非営利団体に寄付させたり、デジタルスペース、会議、ビジネスイベントに簡単な社会還元活動を組み込んだりしています。シスコは、パートナーとともに革新を続け、シスコでのキャリアを通じて優れたエクスペリエンスを提供するサービスポートフォリオを拡大しています。また、データインサイトとデジタル化を活用し、従業員、リーダー、チームに指標を提示して年間を通じて参加状況を追跡できます。

2023 年度にコミュニティ インパクト ポータルを立ち上げ、シスコは未来のために前進し続けています。寄付、ボランティア活動、ミッションなど、どのような形であっても社会貢献を望む人々に優れたユーザーエクスペリエンスを提供しています。従業員と連携し、シスコのパーパスを達成するための革新的な新しい機会を特定することで、サービスポートフォリオも拡大し続けています。

世界への貢献はビジネスへの貢献でもある

コミュニティへの貢献は、単に世界に変化をもたらすだけでなく従業員にとっても大きな意味があります。つまり、コミュニティへの貢献に取り組めば、従業員とシスコも、想像していなかったような恩恵を受けるということです。近年、People Research and Intelligence チームとのパートナーシップにより、コミュニティへの貢献活動を行う従業員とリーダーには次のような特徴があることが調査で明らかになりました。

  • 個人の業績向上
  • 昇進率が高い
  • 離職率が低い
  • 報奨と評価の向上(Connected Cisco)

シスコのコミュニティへの投資や戦略的スポンサーシッププログラムを通じて、従業員はシスコの優先事項に沿ったミッションを持つ非営利団体の募金活動や慈善活動に携われます。従業員が脆弱なコミュニティや社会に価値を提供すれば、その価値はシスコに還元されます。

従業員による積極的な環境活動

チーフ サステナビリティ オフィスを設置して、企業の第 5 の柱として持続可能性を追加することで、従業員に対しこれまで以上に多くの取り組みに参加するよう奨励しています。シスコと従業員は、他の従業員に対して持続可能性に関する意識を向上させ、ボランティア活動や寄付の機会を提供しています。

2023 年度には、シスコのサステナビリティ アンバサダー プログラムを引き続き拡大しました。このプログラムでは、シスコのグローバルな環境の持続可能性戦略やポートフォリオをお客様、パートナー、その他の外部関係者に伝える役割を担う人材を養成しています。サプライチェーン業務部門や設計部門に属する多くのグループを対象に、導入準備のプロセスに循環型設計のトレーニングも提供し続けています。

毎年、Earth Aware と呼ばれる 2 ヵ月間のボランティア活動と意識向上キャンペーンを通じて、従業員が環境保全のテーマに取り組んでいます。このキャンペーンのしめくくりが SustainX と呼ばれる持続可能性に関するソート リーダーシップ フォーラムです。2023 年度の SustainX イベントでは、持続可能性の観点からシスコの製品ライフサイクルに焦点を当てました。Earth Aware では、従業員がデジタルフットプリントを削減する方法を共有し、ノースカロライナ州の RTP キャンパスでミツバチの巣箱を見学しました。毎年恒例の IT リサイクルデーは、従業員が使用済み電子機器を持ち込んでリサイクルするイベントです。イベント期間中、世界中のシスコの拠点で 111 トンの機器を回収しました。

また、持続可能性に熱心に取り組んでいる仲間とつながる機会を従業員に継続的に提供しています。シスコのインクルーシブ コミュニティの 1 つであるグローバル グリーン チーム ネットワークは、従業員が主導する 24 のチームから構成されています。3,200 名を超えるメンバーが Webex スペースを活用して年間を通じて協力し、地域に根差した持続可能性の推進に取り組んでいます。2023 年度には、グリーンチームベルックスがビーガン教育イベントを主催し、グリーンチームコロラドが歩道のメンテナンスを行い、グリーンチームコスタリカがビーチを清掃し、グリーンチームケニアが孤児院と協力して植樹し、グリーンチーム アムステルダムが市内の水道清掃を行いました。これらは、従業員が年間を通じて参加しているさまざまな活動のほんの一部です。

調達やサプライチェーンにおいて循環や責任ある調達を推進していくうえで、シスコの従業員は重要な役割を果たしています。シスコでは四半期ごとに、サステナビリティ チャンピオンを表彰しています。これは、日常業務の一環として持続可能で倫理的な慣行を推進している従業員に贈られます。サステナビリティ チャンピオンは、労働者の人権と心身の充実を守り、責任ある事業慣行について伝え、倫理的な鉱物調達を支援するとともに、循環型経済と環境保全を推進します。ここに挙げたすべてのことは、シスコ製品がどのように作られるかが重要であることを示しています。

シスコは引き続き、コミュニティへの貢献に向けたアプローチを改善しながら、変化する労働環境にも適応していきます。たとえば、ハイブリッドワークが広まりつつあるなかで、対面とリモートの貢献を併用してチームとして行う社会還元プロジェクトを開発しています。また、成功体験と学んだ教訓は同僚と共有しています。さらに、従業員の積極的な参加とプラスの影響の目標を達成するだけでなく、目的主導の社会還元文化を育み続けるための新しい方法を模索しています。